2017/02/08

杉玉つくり☆かみさまに感謝のまんまる杉のボンボン☆Making Japanese Cedar Ball to Express Wish and Gratitude@いつもがわくわくおとな寺子屋ヘルプ

 「新酒ができました!」の合図に、酒蔵の軒先に吊られる「杉玉(すぎだま)」。
春に田植え、秋に収穫、冬に仕込み、23月に新酒の完成。杉玉の色の移り変わりが、新酒の熟成具合を知る目印にもなっているそうです。

青々としている春先は新酒、緑色の浅くなった夏は夏酒、茶色くなった秋にはひやおろし…。古い街並みの造り酒屋さんに下がる様子は、味がありますね。

元は、奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社におわしますお酒の神様・大物主大神に感謝して、ご神体、三輪山のご神木である杉の枝を束にしたものだったそう。日本酒の起源は、縄文時代(紀元前131世紀~前4世紀頃)ともいわれているそうです。崇神天皇(紀元前148年~前29年・諸説あり)812月に大神への祭りの後の酒宴で、「この神酒(みき)は 我が神酒ならず 倭なす大物主の醸みし神酒 幾久 幾久」と詠まれたそうです。「三輪」の枕詞(まくらことば)は、「味酒(うまさけ)」で、万葉集(7世紀~8世紀)にもよまれているそう。


杉には、神威が宿るだけでなく、防腐作用あり、かめと比べると軽く割れず、杉樽の香りもしあわせ。杉の枝が酒蔵・酒屋に吊られ始めたのは、江戸時代といわれています。はじめは「酒箒(さかぼうき)」「酒旗(さかはた)」と呼ばれる束そのままの状態、中期には鼓のようにまとめて「酒林(さかばやし)」、後期に「杉玉」とよばれる今の球状になったと言われています。大神神社では、毎年1114日に、よいお酒ができることを祈願して、巨大な杉玉を吊るそうです。
というのは、森林センターの方と大神神社資料とWIKIPEDIAの情報。

  さて、大阪の南に広がる森林は、木材の宝庫。「河内材」とよび、木材の地産地消に力を入れておられる河内の森林センターで、杉玉作りを習いに行きました。

 使う枝は山盛り。想像以上にたくさん!
まずは、密に葉の茂る枝を選び、同じ長さに切っていきます。最後に丸く刈り込むので、希望の大きさを思い描き、そのあたりに一番枝が密集するような長さで差し込むと、仕上がりがきれい。 針金でつくった球体の芯に、差していきます。
コツは、しっかり、ぎゅうぎゅうに詰めること。水分が抜けると、やせて抜けやすくなるので、ひとマスずつあせらずに詰めてから、次のマスに移るとよいようです。 
ひとマス目はこんな感じ。
二マスで、このボリューム。三マスで、もう爆発。どんどん詰めていきます。
半分で、なんと2時間。


さあ、残りも挿しにさそう~。ひとマス、ひとマスをくりかえします。
 だんだん手が入らなくなってきたら、先の細いラジオペンチを使って、ぎゅうとねじこんでいきます。
 さらに2時間かかって、すべて差せました~!ぼさぼさ杉玉。このままでも生き物みたいで魅力的。
 かわゆい子よ…と、しばらくながめたら、いよいよメインイベントのカットです。

 吊るして、長い剪定ばさみ、または文明の力を借りまして、電動バリカンで丸く刈っていきます。吊るしているひもを、切らないように要注意!
まるくなってきました。ますますかわいい。好きな大きさまで刈り込みながら、目分量で丸く整えていきます。
羽子板のような板でたたき、枝のちりを落としながら、形をととのえます。バターを作る時、水分を出すためにたたくときのへらみたい。
すき間が空いたら、ここで追加の枝を差し込むと、より、密な美しい球体になります。いい杉玉は、持った時にずっしり重いのだそう。それだけ、すき間のないよう、しっかり枝を差しているということ。

できました!巨大なまりもみたいにかわいらしい。

 

いまのところ新酒はないけれど(お酒学科で学ぶ予定)、お酒の神さまの依代(よりしろ)にしよう。もちろん差し入れは、いつでも大歓迎です!

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